寄せ鍋
寄せ鍋を知人宅でご馳走になりました。
鍋に入れる具の数だけ、出汁も美味しくなる寄せ鍋。この日の具材は白菜、きのこ類、豆腐、貝類、魚、蟹、海老、肉類などなど。もうその美味しさは格別です。
それぞれの具材がもつ健康エキスを、一度に食べることができる寄せ鍋は魅力的です。
箸で海老を摘んだとき、ふと、若き日のことを思いだしました。家業を継ぐため、郷里に帰る知人を囲んで食べた鍋(寄せ鍋)。そのとき、知人への『寄せ書き』には、皆、思い思いのことを書きました。
もともと、嘆願書などを書く際、誰が最初に書いたかを曖昧にする(最初と最後に署名する人は首謀者と見なされる)ため、円型状に名前を書いて、すべての人の意見であることを知らせたのが始まりと云われる『寄せ書き』。
そのときの寄せ鍋は、具だくさんではなかったです。ただそこには、寄せ書きと同じくらい多くの思いが詰まっていたように感じます。
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